「民間の発想と市民の感覚」による“市民協働”のまちづくり
市長に就任してからこの4月で、満10年を経過しました。この間に鹿嶋市は、鹿島開発以来のめまぐるしい変遷を経験し、本市の行政システムも果敢に変革を遂げています。
「民間の発想と市民の感覚」で市民に開かれた行政を展開
私が市長に就任したのは平成10年の4月。「民間の発想と市民の感覚」をモットーに行財政改革に取り組み、年度末には新行財政改革大綱を発表、平成11年4月からは「市民ふれあいサービスコーナー」と「市長と語る午後」をスタートさせ市民に開かれた行政システムを稼動させました。市民のまちづくり参画の動きも活発になり、「鹿嶋ふるさとガイド」が同時期に発足しております。8月にはエフエムかしま市民放送が開局し、平成13年3月議会からは市議会一般質問の生放送を開始しました。同4月には、本市と隣の神栖市の可燃性ゴミと企業の可燃性産業廃棄物を共同で処理する広域鹿嶋RDFセンターと鹿島共同再資源化センターが稼動。企業・事業所と行政による協働、市民に開かれたまちづくりを徐々に形づくって行きました。
サッカーワールドカップ開催を鹿嶋市飛躍の原動力に
いよいよ21世紀が幕を明け、今世紀最初のサッカーワールドカップが本市で開催されたことは、鹿嶋市の歴史にとって大きな飛躍の原動力となりました。平成14年6月のワールドカップ開催を控えた4月から就任2期目に突入し、世界の一大イベントを、市民一丸となって取り組みました。この取り組みを契機に、スポーツや人の交流(ふれあい)があふれるまちづくり、水と緑に囲まれた美しく豊かなまちづくり、安心・安全なまちづくりを期待する市民の皆さんによる市民参画のまちづくりが浸透し、幹線道路の花いっぱい運動や道路の里親制度(アダプト制度)、ご近所パトロール隊や自警団、環境ネットワークや環境サポーター、鹿島の海岸を守る自主的グループなど、まちづくり市民活動が多様に展開され、市民協働の進展が図られてきています。
地方主権時代を先導する行政システムの改革
こうしたまちづくりに対する市民意識の高揚と参画、そして地方分権時代を切り拓き自治体主権を確立していくためには、市民サービスを担う行政システムも変革をしていかなければなりません。私はいつも「前例踏襲では何もしないことと同じ」と、細かな事務作業の一つ一つから“改善・改良”を心がけることを指示しています。300人体制を担う精鋭職員の育成、目標管理制度や市長契約によるメリハリのある行政運営、平成18年度からの総合窓口の評判も上々で、「民間の発想と市民の感覚」が職員全体の意識改革に浸透してきています。
不透明な政治経済状況下で、地方財政の厳しさを余儀なくされながらも、市民との協働作業による創意と工夫で、元気なまちづくりに邁進してまいります。
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