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新田神楽

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記事ID:0050168 更新日:2021年3月29日更新

新田神楽は、鹿嶋市大字大船津の新田地区に伝わる神楽です。

涼泉寺位置図(鹿島町史1巻)の画像

涼泉寺位置図(『鹿島町史 第1巻』より)

その昔、鹿島神宮境内にあった涼泉寺という寺が火災にあい、ここに保存されていた獅子だけが難を逃れ、その獅子と鹿島神宮に伝わる巫女舞を大船津新田地区に移したものが新田神楽の始まりだと伝えられています。

(『鹿島町史第1巻』には、元和5年(1619年)の古図を元にした涼泉寺の位置が記されており,「御手洗池の北に御手洗寺涼泉寺があった。」とされています。※古図の出典は明記されておらず。)

新田神楽は、1月下旬の村祈祷の際に地区の各戸を回って家内安全・五穀豊穣を祈願してまわるほか、12年に一度行われる鹿島神宮の大祭「御船祭」に、一番先頭に立ち、悪魔祓いをして御座船を守り導く役割を担っていました。四種類の獅子舞(乱獅子、下りは、昇殿、幣の舞)と笛と太鼓そして神楽歌から成り立っていますが、近年継承者が少なくなり途絶えてしまいました。

平成14年に収録された「新田神楽」

新田神楽歌

天下泰平 (アーコラショ) 五穀成就のその為に (サア サア サア)
舞はさせ給えよ (アーコラショ) 御神楽を (サア サア サア) 
神楽と書いたる (アーコラショ)
二文字は 神たのしむと 読むと書く (サア サア サア)
神も喜ぶ (アーコラショ) 
事なれば 悪魔降伏 来たらじと (サア サア サア)
舞わらせ給えよ (アーコラショ) 伊勢神楽 (サア サア サア)
村内安全 (アーコラショ)
坪内安穏 御家益々御繁昌よとおう納さん以て太平楽よと改まる

上げ奉るよ  (アーコラショ) 上神楽 (サア サア サア)
天地開びゃく (アーコラショ) 筑波山 (サア サア サア)
筑波の御山と (アーコラショ) 申するは峰が七つで谷が八つ (サア サア サア)
雨風烈しい (アーコラショ)
山なあれいば 男体女体を立たせ給う(サア サア サア)
伊勢の国はよ (アーコラショ)
渡来郡 日の神天照皇大神宮 (サア サア サア)
村内安全 (アーコラショ)
坪内安全 御家益々御繁昌よとおう納さん以て太平楽よと改まる

天下泰平 五穀成就のその為に (サア サア サア)
舞はさせ給えよ 御神楽を  (サア サア サア) 
神楽と書いたる (アーコラショ)
二文字は 神たのしむと 読むと書く(サア サア サア)
神も喜ぶ(アーコラショ) 
事なれば 悪魔降伏 来たらじと(サア サア サア)
舞わらせ給えよ(アーコラショ) 伊勢神楽(サア サア サア)
村内安全(アーコラショ)坪内安穏

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