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塚原卜伝の墓
塚原卜伝の墓
宮本武蔵との“なべぶた試合”の話で知られる塚原卜伝は、延徳元年(1489)鹿島神宮の神職卜部吉川家に生まれ、塚原城の城主塚原土佐守安幹の養子になりました。少年時代に鹿島の太刀、香取神道流などを習い、剣の達人としての第一歩を踏み出しました。卜伝は生涯3回の廻国修行をし、足利義輝やその弟義昭などにも指導したと伝えられています。その後、卜伝の剣術は、甥の吉川晴家に伝えられ、「鹿島新當流」として県の無形文化財に指定されています。卜伝は、元亀2年（1571）に83歳で没し、その墓は須賀・ 梅香寺跡にあり、剣の道を志す人たちが今も多く訪れています。また、JR鹿島神宮駅の近くには、その偉大な功績を記した碑と銅像が建てられています。なお、武蔵との試合は二人の出生年から数えて不可能です。
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