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世界無形文化遺産にも指定されている舞台芸術である「能」の基礎知識を学び、独特の様式美を体感することで、日本文化の奥深さを学習する機会として、7月23日日曜日に、第1回市民カレッジを開催しました。
市内に在住・在勤・在学している、小学1年生以上の親子の方を対象とした〔親子の部〕には12人、中学生以上の方を対象とした〔大人の部〕には42人、二つの講座合計で54人の方が受講しました。
講師は、観世流シテ方能楽師準職分として国内外で活躍され、東日本大震災支援団体「能楽の心と癒やしプロジェクト」代表として被災地での能の上演などを通して復興支援にも精力的に取り組まれている八田達弥氏にお願いしました。能面や装束を展示していただき、能にまつわる基礎知識を分かりやすくご説明いただきました。
受講者は、能の実演を鑑賞したり、笛や小鼓などの楽器を実際に手に取ったり、舞いや謡いを体験するなど、貴重な機会となりました。
〔親子の部〕の受講生からは「日本のれきしやがっきなどをしれてうれしかった。」「くわしくおしえてもらってすごいわかりやすかったです。」「初めて能楽にふれて、先生のお話に楽しい時間を過ごしました。」などの感想をいただきました。
また〔大人の部〕の受講生からは「能楽の講座は初めてで新鮮で楽しかったです。」「敷居が高く感じていましたが、とても身近に、楽しく聞けました。」「『高砂』『羽衣』よく理解できてよかった。」などの感想をいただき、日本古来の伝統芸能である「能」の学習を通して、日本文化の理解をより深めることができました。