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「へ」 平和にあそぶ 神鹿の群れ

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0015643 更新日:2020年7月22日更新

「へ」

【読札解説】

 鹿島神宮の本殿でお参りをして、奥参道を進むと左手に鹿園(ろくえん)があります。ここは江戸時代中頃まで神宮寺(じんぐうじ)があったところです。

 鹿島神宮と鹿は深いつながりがあります。武甕槌神(たけみかづちのかみ)の元へ使いとしてきたのが“天の迦久神(あめのかぐのかみ)”で、鹿の神でした。鹿といえば奈良の鹿を思い出す人も多いと思いますが、この鹿たちの祖先は、鹿嶋から行った鹿と伝えられています。奈良時代、大いに栄えた藤原一族は、藤原家の祖先を祀る神社として、神護景雲元年(767年)6月に奈良に春日大社を建て、関係の深い鹿島神宮の神様 武甕槌神を祭神の一神(いちかみ)として、分霊として祀りました。その時、武甕槌神は鹿の背中に乗り一年をかけて鹿島から奈良まで来たと言われ、各地に伝承が残っています。神様の使いとされる鹿は、非常に大切にされ、今も私たちを見守ってくれています。


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